Espruino 圧力センサーでつまむとLEDが光るやつをつくる

Espruino Advent Calender 21日目です。

先日、ハード系のハッカソンに参加したら圧力センサーを使ってるチームがいて圧力おもしろいなと思ったので買ってみました。
値段も手頃だし壊れにくそうなので電子回路の勉強には使いやすいかなと思います。
というわけで今回はEspruino と圧力センサーをつなげてみようと思います。

とりあれずセンサーに圧力をかけたらLEDが光るみたいなarduinoとかでよくあるデモをつくってみようと思います。
圧力センサーは与えられた圧力に応じて抵抗が変化するのでespruinoで回路の電圧の変化を読み取ります。そのために抵抗分圧回路というのをつくります。

用意するもの

* 圧力センサーFSR402
* LED
* 抵抗 10kオーム
* 抵抗 220オーム
* ジャンパワイヤ 7本

回路はこんな感じになります。

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赤いケーブルを espruinoのvbatに、黒いケーブルを espruinoのGNDに接続します。
緑のケーブルを espruinoのA0ピンに、青いケーブルを espruinoのA8ピンに接続します。

JavaScriptはこんな感じ。

Espruino IDEでプログラムを転送するとこんな感じで動きます。
analogRead(A0)で取得した値が0.5以下になるとLEDが点灯する仕組みです。

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vbat(赤ケーブル)からくる電圧に10kオームの抵抗をかませます。その後にA0ピン(緑ケーブル)を挿しその後に圧力センサの片方のピンを接続、圧力センサのもう片方のピンをGNDに落とします。

こうすることで圧力センサをつまんだときに変化する抵抗で回路の電圧が変化しA0ピンでその電圧の変化を計測できます。こういうのを抵抗分圧回路というらしいです。

秋月のページによるとFSR402圧力センサーは力いっぱいつまんで10kオームということなので前に10kオームかませることで力いっぱいつまむと約5V、半分くらいだと約2.5V、何もしないと約0V。おおざっぱにいうとそんなかんじで電圧が変化します。

温度計や圧力センサーなんかは単純な回路でアナログ値が取得できます。単純なんだけどやってみると意外に面白くて初歩的な回路の勉強にもなります。
なるほどarduinoとかのチュートリアルでよくやられる理由がわかります。

Espruinoには各種センサー向けのビルトインライブラリが豊富に用意されていてチュートリアルも充実していますが、個人的にはanalogReadみたいな基本的な機能を使いこなすのもおもしろくなってきた今日このごろです。