IE10 for Windows7が出たのはHTML5的にいいことだと思うのでつぶやいてみる
IE10 for Windows7ついに出ましたね。もうちょっとかかるかなと思ってたけど意外と早かった。しかしこれも意外なことにたいしてニュースになってなかったので、ちょっとつぶやいてみる。今日は他のこと書く予定だったけどまあいいや。
今日現在ではまだまだWindows8のシェアはまだまだ伸びてなくて、世の中のPCの多くではWindows7が稼働している。現在販売されている新製品のPCにもWindows7プリインストールが多いですね。
Windows7のデフォルトブラウザはIE9だった。IE9はHTML5ブラウザ戦争中にリリースされたバージョンだけど保守的にHTML5をキャッチアップしていてHTML5TESTでは138点と低スコアである。なんとFirefox3.6より低い。現行のFirefox19なんて393点だぜ。
RIA開発においてもIE9へのアプローチは実際躊躇していた。まあモバイルファーストな案件ではけっこう外されることもあるのだけど、D&DとかStorage、WebSocketなんかが使えないのがイタくて、設計時にその辺をIE9でどうするかとか考えるのが軽く手間だったりした。「IE9だけができない。」そういうのがストレスになってたわけです。
しかし、IE10 for Windows7の登場で一応設計時点で「Win7もIE10だから大丈夫でしょ」みたいな選択肢ができた。これはありがたい。なのでHTML5 RIA開発においてはけっこう喜ばしいニュースだと思ってるんだけど、プレスでもツイートでもそんな意見を今んところ見ない。あんまり見ないので自分がなんか間違ってるのかな?と思ってきた。
なのでブログでテキトーにつぶやいてみるテストをしてみたわけですw
だってすごくね?320点だよIE10。9の倍以上つけてる。D&DもIndexedDBもWebSocketも使える(がっつりやったことないけど)IE10がリリースされて「やっと全てのメジャーWebブラウザでHTML5が使える!と言えるようになったな」と思ったのを今更思い出す。
でも、IE10が未だ普及していないWindows8でしか動かなかったので、現実案件で「IEも大丈夫」という気持ちにはなれなかった。しかしここにきてWin7版の登場。やっと大丈夫と発言していい状況になるなあという気持ちがある。
もうねMSさん。Win7ではIE10強制アップデートかけちゃっていいですよ。いっきにIE10のシェアグラフ上げてくださいよ。もう「Winodws」って7と8って世の中になってるじゃあないですか。XPはもう終わるしVistaとかなかったことにしていいんで。
左がmodern.ieで提供されているIE9 for Win7の仮想マシンにIE10をインストールしてみたもの、右がWindows8のIE10。ほらおんなじじゃないですか。これってHTML5開発ではすごくうれしいことじゃね?ちがうのかな?ボクだけかな?
まあいいや。ボクはうれしいです。
あと、最近IEのネタばっかり書いてるみたいだけど、別にMSさんの回し者じゃあないですよw 他のブラウザもウォッチしてます。メインブラウザはVimperatorだし。そもそもMacだし。
※追記(公開5分後)
「IE10 for Win7リリース。HTML5アプリケーションの普及牽引が期待される」みたいなニュースで盛り上がると、ほんと思ってたんだけどそうじゃなかったですね。みんなChromeとか使ってるから今更感なんでしょうか?
でも、他ブラウザのインストールを許可されない大企業なんかの制限されたPC環境ではやはりインパクトがでかいと思うんです。今の大企業なんかまだWin8なんか使ってないし、現行稼働中のWin7上のプリインストールブラウザでHTML5がパワーアップするというのは大きいと思うわけです。うん、やっぱエンタープライズでのHTML5 RIA普及のトリガとして使えるいいネタだと思います。IE10 for Win7のリリースは。
以上、ちょっと書き忘れていたので追記。